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お年玉袋「男の子」と「女の子」バージョン。

そう言えば、「お年玉」という印を作ってと職人に夏に頼んだら、
即座に「嫌だ」と言われ、
一瞬、返す言葉がなく。笑
そのままになっておりましたのを思い出しました。


この折形は、昨日こちらでご紹介した「年始鏡餅用大豆粉包み」を檀紙で作ったものです。
かなり厚みが出るため、檀紙がたゆまないように(標準語でしょうか?波打つ感じです)折るのは結構難しいですが、
中にお札を入れると少しまっすぐになってくれます。
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後姿がこんな感じで、
紙の重なりも、増すためと思われますが、
わたくし自身の練習も必要かと思われます。
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だって半紙で作っても波打ってるしな。

和紙って、繊維の方向に向かって手で引っ張るように折ってゆくと、
微妙に伸びてくれるというか、わたくしが思っている方向に馴染んでくれようと努力してくれるというか
そんな感じがあります。

そういうことを考えずに、次はここ。その次はここを半分に折り上げて。。。
とやってしまうと、
仕上がりが美しくない。
というか、紙に反抗されている感じがするのですよね。

「嫌だったのね。ここで折られるのが。」てな感じなわけです。


何事も。。。「思い」は大事。

充実の一日を
九甘堂 古賀あき乃