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横置きの金封を作ってみました。
これは、以前よく半紙で、ぽち袋サイズ(三つ折りのお札にぴったりのサイズ)
で作っていた折形です。
覚えていらっしゃる方もおいでかもしれません。かなり作ってましたので。笑

今回は、お札を折らずに包めるサイズです。

「折形レッスン」(山根一城 著)の中で紹介されている折形で、
著者オリジナルの折形だそうです。

中央に大き目の熨斗を折り出すので、
結構迫力もでますが、
紙の格をきちんと考えて折ると、
1万円~3万円を包んでよろしい折形だそうです。

横置きということで、一見カジュアルに見えますが、
檀紙や奉書紙を使うとそれなりのシーンにも対応でき、
色和紙などで折ると、
汎用性も広がりますね。
折り自体も、簡単で分かりやすく、便利です。

ご本では、中央の熨斗の上に渡した小さな水引はなく、
昨日は、折り出した熨斗部分に赤顔紙を貼り付けてみたり、いろいろやってみましたが、
この1センチほどの小さな水引をシンプルに貼り付けたものが、
最も似合う気がします。

表包みに上書きをしたいときは、右肩でしょうかね。。。
その場合、自分の名前は左下
になりますが、
本来、こういうもの(御祝いにしろお礼にしろ)は手渡しが原則ですし、
必ずしも上書きが必要ということではないというのが
折形の本などでは言われていることです。

あまりにも。。。。

市販の祝儀袋が「普通」「常識」になりすぎて、
上書きには「目的」を、そしてその下には自分の名前を書かなければ、完成しない。
と思い込んでいるところもあるのかもしれません。

後ろに見えるのは、内包みの紙ですが、こちらは半紙で。
これも、同じご本の中に紹介されていた横置き用の内包みのカタチを少しアレンジしております。

いちいちアレンジするなよ
というご意見もおありでしょうが、--;
表包みに印を捺しておりませんので、
内包みには遊印を捺したいと思うと、
少々アレンジせねばならないこともあります。

遊印やエンボッサーができるだけがかわいく見えるように。
という親心なわけです。
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今度は、違う紙で試してみようと思います。

充実の一日を といっても、もうおやつの時間ですね。。。
九甘堂 古賀あき乃