PB191007

しつこくやっておりますが。笑
前回upしたもののミニサイズ(ぽち袋)です。
お札を三つ折りにして入れるサイズの折形と文香を、横置きで紙ばさみに包んでいます。
PB191006
なんでも、小さくなるとかわいく見えるということはありますが、
作りながら一人でヨロコンデしまい、
我ながら呆れます。
PB191010
今回は、紙ばさみもすべて半紙で作っています。
全て半紙で作ることができると、気軽に作ることができます。。。
が、
和紙が無形文化遺産に登録されたことですし、
手漉き和紙をもっともっと積極的に日常生活の中に取り入れてゆきたいものです。

手漉き和紙で完成されたものを(例えば金封などに仕上がったもの)を求めるのもよいのですが、
気軽に使うには、躊躇してしまうお値段だったりしますので、
そこで諦めてしまうのはもったいないなぁと思います。

是非とも。。。一枚の紙から、生活に密着したあれこれを折り出してゆく
ということにも、もっと挑戦してゆけるようになったらいいなと思っています。
昔はそうだったのですよね。。。
それが女子のたしなみであり、
更には、そういうことがきちんとできるということがその家の格式にもつながってゆくことでもありました。


大きな美しい紙を前にすると、
最初に裁断する時には勇気がいるものですが、
その小さな勇気と覚悟も含めて、
日常生活を少し豊かなものに変えてくれる小さな宝物だと思っています。

手ずから作り出されたもののみが持つ温もりと優しさが、
忙しく。。。そして何気なく続いてゆく毎日のなかで、
「ま。いっか。時間もないし」とより簡単な方へ流れがちな自分を少し引き上げてくれる小さな道具たちになってくれている。。。
と、改めて思う今日この頃。。。

充実の一日を
九甘堂 古賀あき乃