古賀オリジナルの熨斗紙です。
本来は、掛ける箱など贈り物が決まってから、紙のサイズを決めて作るのがよいのですが、
そうも言っていられないことも多く、
作り置きしておきます。
というのはで願望で、
作り置きしておけるとほんとうに!いいのになぁ!と思っています。いつも。
たまにはやっているのですが(しつこいです。笑)
わたくしの作り置きサイズは、
基本、半紙を縦半分か、横半分。もしくはA4サイズ。
今日ご紹介しているのは、縦半分にしたサイズです。
「今年もお世話になりました」はゴム印で作ったものですが、
結構便利ですので、
他にも作っておこうと思っています。
「この度はお世話になります」とか
「いつもほんとうにありがとうございます」とか
柘印の「遊楽の印 和(ゆらのいん のどみ)」でも、
「お世話になります」とか「ありがとう」「ありがとうございます」とか。。。
揃えておりますが、
もう少し言葉を足して、
それだけで完結したい時。。。
もうひと言足りない気がする
と感じることがありまして。。。
名前印も捺して、仕上げておくと、
お店へ贈りものを買いに行くときに持参して、
内熨斗で包装してもらえますので便利です。
思い立って急に作って、お店へ持参して使ってしまうため、
なかなか画像を撮るところまで行かないのですが。
そういえば、
熨斗紙を自分で作れるようになったとき。。。
とっても嬉しかったのを思い出します。
熨斗紙を自分で作ることができるなんて。笑
考えてみると、そんなに大層なものでもないのですが。
贈りものをする時に、
「紙で包んで、リボンを掛ける」
は、自分でできても、
「熨斗をつける」
というのは。。。
ワンランク上のお作法で、
ちょっとオトナのマナーでもあり
おこちゃまには不似合いなコト。
という感覚がわたくしの中にはありました。
なので、はじめて熨斗紙を自分で作って、
贈り物にかけてみた時の感動はかなりのモノでした。^^
きっかけは、
お客様から頂いた贈り物に掛けてあった手書きの熨斗紙に感激したことだったと思い出します。
その方の熨斗紙は、
字も絵も手書きで、
そりゃもう!今のわたくしはもちろん、
将来のわたくしも、絶対真似できないレベルのモノでしたが。
同じレベルは無理でも、
私らしいオリジナルの熨斗紙をつくってもいいってことよね。。。
と、
はじめて、
熨斗紙って自分で作ることができるのだ。
と気づかせていただいた瞬間でした。
それくらい。。。熨斗紙を自分で作るなんて、頭の片隅にもよぎらないことだったということです。
成長しました。笑
今は、贈り物ひとつとっても、例えば金封などもそうですが
かなり自由度が広がっているというか、
使う文言も少しずつ変わってきていて、
オリジナリティを出しやすくなってきているように思います。
基本は押さえておいた方が良いとは思いますが。
基本を知った上で、
自分らしい工夫を加えて贈りものをすることができるようになると
ほんとうのオトナ
という気もします。
そこには、
心が伴った知識。。。教養が必要になる
と思うから。
誰でも
いろんな経験を積み、いろんなことを感じて自分自身の感性を育ててゆくものでしょうが、
それを自分らしく表現できる手段を見つけることもまた
自分の成熟度を上げるひとつのステップかもしれません。
わたくし自身。。。まだまだステップの入り口あたりをさまよっておりますが、
普段の生活の中で、ごく自然に。。。気負うことなくキモチを伝える方法をたくさん持っていると
きっとそれはとても豊かな日常であろう。。。と思います。
九甘堂 古賀あき乃