rp16
昨日の続きで、マッチ箱型の箱。
あれから夢中になってしまい(ムキになってしまい)遅くまで。ほほ

少ししっかり目の紙を使って、試作を兼ねて作ってみました。

パターンとして。。。
採寸の法則をつかんでしまうと、作りとしては超簡単で、
エンボスも入れやすい優秀な箱です。

最大のコツと言えるものは最初の「裁断」でしょうかね。

蓋部分になる側に窓をあけて、
中に入れた遊印のエンボスシールが見えるようなものもつくってみましたが、
かわいいけれど、そして特段難しい作業ではないけれど、
これもやはり。。。
正確な裁断技術(技術とあえて言いますが)がモノを言います。

裁断なんて。。。どこがコツなんだ?と言われそうですが。

15年間。。。^^紙でいろんなものを作ってわたくしなりに思うのは、
初動である採寸と裁断で7割(いや8割か?ようするにほとんど。笑)決まるなぁということ。

極めて正確に裁断する。という事がこんなに難しいなんて!

慎重にやっているつもりではありますが、
カッターの圧に負けて紙がゆがみ続けている(永遠に修正し続けることに。汗)というようなこともあるのかもしれません。

伸びる紙とそうでない紙。
また伸びてしまう方向とそうでない方向というのもありますので、
やっているうちに、
どうしてゆがむ?頼むからまっすぐでいてくれ。
私は10センチ四方の紙が欲しいだけなのに~。
という一人ぬかるみ状態に。

紙屋さんに紙の裁断をお願いすると、
一太刀500円なんて言われるのも納得です。
(紙代よりうんとお高くなる)

結局は。。。
特別なコツなんてものより、
誰でもできるような、わくわくすることもないような作業を、
なぁんでなの?頭にくる!とか決して思わず!笑
粛々と丁寧に積み重ねてゆける人だけが、
美しいものを作ることを許されているのかもしれません。

単純な作りであればあるほど。。。
そんなことを身に沁みて思います。

もう少し厚手の紙を使って、
ぽち袋入れとか。。。作ってみたいと思います。
外側の箱に水引熨斗なんかくっつけたら、
立派な贈り物の箱になりそうです。
さぞやさぞや!かわいいだろう。と作る前から思うわけです。

どうぞ良い週末を。。。^^
工房蓮 藤井あき乃