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「お見舞い」の金封を作ってみました。
「お見舞」の文字印は柘印です。
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常々思っていた「お見舞」金封の不思議。
朱赤な太ラインが思いっきり入っていたり、
中には印刷熨斗があったりと、
「お見舞い」って確かに仏事ではありませんが、御祝い事というわけでもなく。。。

あまり華々しい感じはどうもそぐわず。
しかし、絶対に!暗くなってもいけませんし。

必ずしも、病気のお見舞いというわけでもありませんから、
やはり、その時々の状況に応じて、
紙を選び折るということができるのが良いのでしょうね。

上の、画像の薄く桃色に見えるラインは、秋月和紙さんの手漉き和紙です。
病気のお見舞いには、やはり優しくなごむ色で。

全部手漉き和紙にするともっと優しくなりますが、
今は檀紙のバリエーションを研究しておりますので、
地の紙は檀紙で作っております。

ハナシはそれますが、
この檀紙のシボの目の流れについても、
???なことがあり、
紙屋さんにお尋ねしたりして教えていただいております。

何事によらず。。。奥は深く、面白いものでございます。
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ちょっとへこんでますが、--;
こちらの金封は、いつも使う赤の顔料染めのくっきりした紙を挟んでおります。
限りなく細く出してみましたが、
真っ白な檀紙にまっすぐ入ったくっきりと元気な赤色で、
元気出そうよ!という感じで御見舞いしたい時に。

この「お見舞」印は、12ミリ角で、書体など結構迷いましたが、
すっきりとした楷書で作ってみました。

遊印としては、もう少しこだわった感が欲しいかなぁ。。。と思いつつ、
これではゴム印と間違うかなぁ。。。と思いつつ、
職人からは「おもろない」と即座に言われつつ、
結構気に入っております。^^

わたくし楷書好きな女です。最近気づきました。


楽しい週末を。
九甘堂 古賀あき乃